東京上野動物園で雄のリーリーと雌のシンシンとの間に生まれたシャンシャン(香香)ですが、
中国へ返還されてしまった為、お別れ前に一般の方抽選でお別れ会をしていたので
大々的に報道されたのでご存じの方も多いでしょう。
個人的にパンダの見た目は大好きですw
シャンシャンの成長記録
2017年6月15日誕生
パンダの赤ちゃんってびっくりするぐらい小さいですよね。
生まれたばかりの時は、ピンク色の皮膚に短い白い毛がまばらに生えているだけで、白黒の模様はまだ見られません。
生後1週間くらいから徐々に黒い部分が出始め、生後1か月ころには、ジャイアントパンダらしい白黒もようが完成します。
成長するスピードは速いです。
生後80日ぐらいまで目は見えてないようでした。
シャンシャンは生後2日で147gだった体重が15日の測定では18.3kgになってたようで、成長の早さに驚かされます。
過去に上野動物園で生まれたパンダは母乳のほかに人工のパンダ用ミルクも飲んできたが、
シャンシャンは母乳のみで育っているようです。
この時点で体重は5~6kg、手足が強くなり、自分の力で歩き回れるようになります。
よちよちと歩き回りますが、母親の後をおっかけたりじゃれたりして遊ぶようになります。
9ヶ月頃には離乳、10ヶ月頃には永久歯が生えそろい竹をばりばりと食べます。また、あまり遊ばなくなり、ご飯を食べて満腹になったら寝て、お腹が空いたら起きて、また食べて寝て…という”いっちょ前のパンダらしい”ぐーたら生活をするようになります。
そして2023年2月21日、
上野動物園のシャンシャン(5歳・雌)がたくさんの人に見送られながら中国へと向かいました。
パンダについて豆知識
パンダは体質的に肉食性のつよい雑食動物の消化機能をもっていて、繊維質の多い竹やササでは十分に栄養を得る事ができません。強力なあごで竹をかみつぶし細胞に含まれる栄養を取得しているが、繊維の大部分は消化できずにそのまま糞として出てしまっているようです。
大量の竹を食べないと生きていくだけのエネルギーを得る事ができない為、パンダはいつも食事をしています。
一日10時間以上を食事に費やし、20kgもの笹や竹を食べているようです。
どうしてパンダはそのような食生活をしているのか?
それは天敵や餌の競争を避ける為に取った進化でした。
パンダの生息場は中国山岳地帯の奥地だけです。
そこでは冬でも枯れず一年を通して豊富に得る事ができる笹や竹があり生存競争に勝ち抜くことができる環境があり、そのように変化していったと考えられています。
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