自分の周りでは豆まきをするとかはありますが、恵方巻を…という話を聞いた事がないのです。
日本の風習の一つであり恵方巻とは節分に恵方を向いて無言で食べると良いとされる巻き寿司のことをいいます。風水的に良い方角(恵方)から作られることが望まれており、各地で異なる種類の恵方巻が存在します。
その起源もまだ不明な点が多いようです。
また地域によって微妙に風習が異なるようです。
そもそも関西の方で行われていた風習のようで、江戸時代に東京の方に入ってきたとつたえられているようです。戦後、コンビニ店での販売をすることでいっきに全国に広まったと言われています。
廃棄問題については恵方巻に限った話ではないが、スーパーで大量に残っている恵方巻を見て
もっとどうにか出来ないだろうか?というのは感じてはいる。
年に一度しか食べられないという特殊な性質があるため、大量に生産されることがあります。そのため、消費者が購入しなかったり、食べられなかったりすることがあり、廃棄されることがあります。
以下のグラフは首都圏の食品工場から、売れ残った食品を受け入れてリサイクルしている株式会社日本フードエコロジーセンター(3)の高橋巧一社長から3社(A社・B社・C社)の節分当日の受け入れ量のデータのグラフです
恵方巻きがフードロスにつながる3つの原因として以下のものが考えられる
日持ちしない
生成食品を利用しての巻物という事、また米を利用した料理という事で固くなってしまう為日持ち
しない。
供給が過剰である
売り場に大量に売れ残っているのを見てこれは分かっていた事です。
需要に反して供給が多すぎるから起きるのは明白です。
売り場づくりを重視する
日本はイベント毎に大々的に売り場づくりを作りますが、それが過激になり過ぎているのではないかと思われます。
スーパーでの販売に関してはどう制限して販売コントロールしているのかは分からないですが、
各社コンビニでは人気のあるアニメキャラとのコラボ、また予約制にしたりしてできる限り廃棄をしないように心掛けているようです。
どれぐらいの量を廃棄しているのか?という正確な数値は分からないものの
データーを取っていたところでの廃棄量は以下のようです。
(3つの工場の2019年から2021年まで、日本フードエコロジーセンターで、節分前後の6日間の食品の受け入れ量の変化グラフです。)
これが作っている工場分、そして販売している所分あるのか?と思うと心ぐるしいですね。
データーから換算して、恵方巻の廃棄損失額は10憶円以上と言われているようです。
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