2023年2月6日の早朝、そして夜に大地震が起きてしまいました。
ニュースで現地の様は流れているので見られているかと思いますが、ちょっと映像がエグイです。
以下の図のように大陸プレートの境目で起こっている地震です。
今回知ったのですが、トルコ周辺は大陸プレートが重なり合う所で地震が多く起きている地域であると
いう事でした。
結構地震が頻繁に起きている地域であるという事なのに、動画を見る限り耐震性に疑問視せざる負えないような酷い作りをしているように思え不思議に思いました。
映像を見る限り完全に倒壊している建物が結構ある事にびっくりする。
トルコの建物自体を調べたところ一般的な家屋は組積構造で作られているようです。
組積構造とは石、れんが、コンクリートブロックなどを接着しながら積み上げて、建物の主体部分w作る構造の事です。
地震大国という事もあり、国をあげて耐震化を進めてはいたそうです。
建物の歴史があるものの耐震性防災意識を広ぐれる為にJICAという組織が耐震性基準を整備
するというのを2001年から行ってきたと報告があります。
ただ今回の倒壊している状態を見るとまだ浸透しているとは言えないようです。
今後復興において耐震性を考慮した建物を建てられる事を望む所です。
耐震性が低い建物が多い理由として考えられるのが、
①耐震強化に充てる資金がない
②不正汚職多発しており工事が進まない
③違法建築を国が見逃してきた
伝統的な様式で建てられている建物が多くみられるので今回の地震を機に
耐震性を考慮した建物の普及に励んでいって欲しいところです。
今回死者がすでに2万越えている事が報告されています。
被害の全貌がまだ明らかになっていないようなのでまだ更に死者数は増えると思われます。
ここまで被害が大きくなっている理由の一つに、耐震性の問題から起きたパンケーキクラッシュといわれる現象で起きてしまったと言わざる負えないです。
どういう現象か以下のGif見てもらえば分かると思います。
これは柱の弱さが主な原因ですが、そもそもそういった構造の建物は鉄筋量が少なく、
柱が細すぎるという問題があるようです。
地震の多いトルコでは1999年の大地震で耐震性基準を大きく見直したようですが、
耐震性基準変更前に作られた建物等まだ多く残っているのが現実問題あるようです。
追伸
地震雲というのを聞いた事があると思います。
地震が起こる数日前にプレートの歪みからでた磁気等の影響で上空の雲に影響を与え
独特な形状を作る事で【地震雲】と呼ばれたりします。
トルコも大地震が起こる前、なんだこの雲はと言われていた雲が出ていたようです。
関東で地震雲が出ている、7日以内は気を付けた方がいいという情報が出てたりしてます。
用意だけはしておいて損はないのでしておきましょう。
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